こんにちは!
ランサーズでWEBライターとして活動している、ことのは舎です。
皆さんはランサーズでお仕事の依頼が来たとき、断るかどうか迷うことはありませんか?
また、断る場合も「どう言えばいいんだろう」と悩んでいないでしょうか。
今回は、ランサーズ上での依頼の断り方と注意点をお伝えします。
▶この記事を読むと、こんなことがわかります◀
・ランサーズで来た依頼を受ける基準、断る基準
・断りたい時にカドが立たずに意図を伝える例文
ランサーズ経由で受ける「依頼」の種類とは
ランサーズ上でクライアントから受ける依頼には、主に次の3つの種類があります。
- 直接依頼(オファー)
- パッケージ購入
- メッセージでの相談
クライアントが仕事を依頼する手段としては、もちろん通常の募集活動(ランサーズ上の「仕事を探す」一覧でランサーをつのる、いわゆる「プロジェクト方式」)もあるのですが
クライアント側から見れば、どれくらいの提案が集まるかわからないうえに、条件にマッチするランサーが現れない可能性もありますよね。
そのぶん、上記の3つは提案を待つよりも「確実にやってくれそうな人に声掛けができる」というメリットがあります。
加えて、プロフィールやパッケージの内容をあらかじめ見ているので
ある程度「このライターは依頼したい仕事内容に合っていそうだ」と判断でき、クライアントも安心できます。
このことから、通常のお仕事募集は使わずに、直接依頼やパッケージ購入、メッセージでの相談を通して仕事の依頼を出しているクライアントも非常に多いのです。
そもそも、依頼は断ってもいいの?
クライアントが様々なランサーを見比べた結果として、自分に回ってきた依頼に対し「断ってもいいのだろうか?」と迷う方は多いでしょう。
結論から言えば、条件に合わないのなら「断ってもいい」です。
ただし、事前の丁寧な連絡は必須であることは、最低限覚えておいてください。
ランサーズは顔が見えない取り引きとはいえ、画面の向こうにいるのは人間です。
あなた自身がクライアントの立場になったとき、どういう風に断られたら嫌な気持ちがしないか?を考えて言葉を選ぶ必要があるでしょう。
【理由別】お断りの際に使える例文
断ってもいいとはいえ、長くランサーズを使うつもりなら、できる限りカドが立たないようにしたいですよね。
以下で断るときの理由別の文例を紹介しますので、参考にしてください。
<理由1>スケジュール的に難しい場合
すでに受けている案件が多い、またはスケジュールがあまりにもタイトで、クライアントの希望する納期では仕事ができない場合の断り文句を紹介します。
=【例文】=========
この度はお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。
大変申し訳ございませんが、すでに他のクライアント様から多数の問い合わせを頂戴しており、今回ご希望いただいた納期での対応が難しい状態となっております。
せっかくのご縁ですが、今回のご依頼は辞退させていただきたく存じます。
またお役に立てる案件がございましたら、ぜひお気軽にお声がけください。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
==============
もしも案件を引き受けたい気持ちがあるのなら、納期を伸ばしてもらえないか聞いてみるのも一つの手です。
=【例文】=========
この度はお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。
大変申し訳ございませんが、すでに他のクライアント様から多数の問い合わせを頂戴しており、今回ご希望いただいた納期での対応が難しい状態となっております。
もし●月●日頃まで納品をお待ちいただけるのであればお力になれるかと存じますが、ご都合はいかがでしょうか。
恐れ入りますがご検討の程よろしくお願いします。
==============
<理由2>価格的に難しい場合
普段受けている仕事と比較して、単価が安いことを理由に断る場合の文例を紹介します。
=【例文】=========
この度はお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。
ご依頼内容を確認いたしました。せっかくのお声がけではございますが
ご希望いただいた成果物をお渡しするには、通常●●円の単価で承っております。
御社の予算のご都合があることも承知しておりますが、高い技術力と
柔軟な納期対応を実現するためには、ご提示いただいた▲▲円での
対応は現時点ではできかねます。ご希望に沿えず誠に申し訳ございません。
何とぞご了承いただけますと幸いです。
またお役に立てる案件がございましたら、お気軽にご連絡ください。
今後ともよろしくお願いいたします。
==============
自分自身が非常に興味のある分野、または勉強したいと思う分野である場合を除き、単価が低すぎる案件を受けるのは基本的におすすめしません。
結局はランサー側が消耗し、最終的にWEBライターを辞めてしまう理由にもなりうるので、自分で「これ以下の単価の仕事は受けない」とボーダーラインを決めておきましょう。
<理由3>内容があいまいで依頼を受けたくないと感じた場合
クライアントからの依頼内容が色々と質問をしてもあいまいである、もしくは怪しい感じがするので断りたいという場合の例は以下の通りです。
=【例文】=========
この度はお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。
せっかくご依頼を頂戴しましたが、スケジュール等諸々の事情により
現在お仕事をお受けすることが難しいため、今回は見送りとさせていただきたく存じます。
ご期待に沿えず申し訳ございません。
また何かございましたら、お声がけくださいますようよろしくお願いいたします。
==============
このときのポイントは、はっきりと「やらない」という意思を示すこと。
色々な理由を出すと、そこをクリアすれば引き受けてもらえると思われてしまうので
この案件はできないと思ったら、キッパリ断る勇気も大事です。
個人的には、依頼内容がよくわからない仕事はのちのちトラブルに発展したり、精神的に追い詰められるリスクが高くなったりするため、引き受けない方が無難だと思います。
<理由4>案件が自分のスキルに合っていなさそうな場合
案件を依頼してもらったものの、今の自分ではクライアントが求める質のアウトプットに届かなそうだという場合のお断りの例文を紹介します。
=【例文】=========
この度はお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。
ご依頼の内容を確認させていただきました。
検討の結果、私ではご希望に沿うアウトプットができかねると
判断しましたので、せっかくのご依頼で大変残念ではございますが
今回は見送りとさせていただけないでしょうか。
ご期待に沿えず申し訳ございません。
また何かございましたら、お気軽にお声がけください。
よろしくお願いいたします。
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「頑張れば届きそうだ」というレベルの案件であれば、個人的にはチャレンジすることをおすすめしますが、他の案件との兼ね合いで余裕がない場合などもあるでしょう。
案件を受けたあとで「やっぱり無理でした」では、多くの人に迷惑がかかってしまいます。
最初の段階で難しそうだと思うなら、勇気を出して断るのも一つの手です。
依頼を受ける/断る際のボーダーラインとは
ここまで、断る理由別の例文を紹介してきました。
では実際に「この案件は受けよう」「こっちは断ろう」と判断するときのボーダーラインは、どのように決めればいいのでしょうか?
個人的には、以下の条件について自分なりに受ける・断るラインを定めておくとスムーズだと思います。
◆納期などのスケジュール面
◆単価、時給などの価格面
◆長く付き合いがあるかどうか(信頼関係)
◆相手の求めるアウトプットができるかどうか(能力面)
お互いの人となりがわかっていて信頼できるクライアントからは、誰しも優先してお仕事を受けたいものです。
特にフリーランスは一人で活動する場合も多く、既存のクライアントを優先したことで、新規のクライアントにしわ寄せがいくのは、ある意味仕方のないこと。
また、納品物の質を高く保つためには、納期や単価、自分の能力面ともしっかり向き合わなければなりません。
クライアントから依頼をもらった際には、それらの条件がすべてクリアできるかどうかをしっかり考えましょう。
依頼を断るときの注意点とは
クライアントの依頼を断る場合は、次の2つの注意点があります。
どちらもとても重要なポイントなので、しっかりチェックしてください。
1.早めの連絡をする
いただいた依頼を断るのは確かに気を遣いますし、パワーがいるもの。
でも、面倒だからと先延ばしにしたところで、一つも良いことはありません。
「お断りの連絡は迅速に行う」のが受注者としての務めです。
なぜなら、クライアントはその案件をやってくれる他の人を再び探す必要があるからです。
多くの案件には納期があるので、1時間でも2時間でも長く代わりの人を探す時間を確保できるのなら、それだけ納期に間に合う確率も上がります。
あなたが早めに断ることで、クライアントの代替案の選択肢も増えることを頭に置いておきましょう。
2.丁寧な対応をする
冒頭にも書きましたが、ランサーズは顔が見えない取り引きとはいえ、画面の向こうにいるのは当然ながら一人の人間です。
さらに、今回はお断りしたクライアントも、ランサーズの中でまたご縁がつながる可能性もゼロではありません。
相手の気持ちと将来の活動のしやすさを考えるなら、お断りのときにも丁寧で真摯な対応をするに越したことはないですね。
「恐れ入りますが」「申し訳ございませんが」「せっかくではございますが」などのクッション言葉を適度に入れつつ、お断りしたいという意向を丁寧に伝えることが大事です。
まとめ:「お断り」の連絡こそ迅速かつ丁寧に!
今回は、ランサーズ経由でクライアントから入った依頼を断る場合について
- そもそも断ってもいいのか?
- カドが立たない「理由別」の例文
- お断りの際に注意すべきポイント
これらを解説しました。
単価、納期、ご自身のスキルなどに見合った案件を受けることで、ランサー・クライアント双方がストレスなく案件進行できます。
気持ちの良い取り引きを継続していくためにも、「無理だ」と思ったらすぐに断るのもフリーランスとしての礼儀。
そうすることで、クライアントも別のランサーを探す時間が少しでも長くなります。
時には無茶な条件で仕事を依頼するクライアントもいますが、そこで感情的になるのではなく、「お断りの連絡こそ丁寧に」が鉄則です。
今回ご紹介したお断りのボーダーラインや例文を参考にして、クライアントとより良い関係性づくりにお役立てください。
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